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アラフォー女の日常・・・
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部屋に一人でいると途方にくれてしまう、ぼんやりしてしまう。
今年が非常に寒いのか、それとも精神的あるいは肉体的になにかがあるのか、足が非常に冷たいです。
冷たくて感覚がないこともあります。

ときどき、3月22日のお昼に死んだのは私で、突然のことに自分で死んだことが認識できてないのではないか、と感じたりします。
特に足が冷たいとそう感じます。
足が冷たいので、膝がとても痛いです。

 *

母が亡くなった連絡を受けたのは3月22日のお昼すぎでしたが、検死されるということで、その日は遺体が帰ってこないので、大阪に戻ったのは23日でした。

兄が言うには、検死のあと、葬儀業者を頼んで引き取ってもらうように言われたということでした。
父のときは、わけもわからず、病院が頼んだ業者のいいなりになり、最終的に言われていた金額よりはるかに高い金額を請求されました。

そうなるのは嫌だったので、こちらでインターネットで葬儀屋を探し、連絡をとってみました。
葬儀に呼ぶ人もほとんどなく、生前母が坊さんも呼ばないでほしいし戒名もいらないといっていたので、小さなお葬式で安くできるところを探しました。

検索して最初に出てきた業者にかけてみると、10万円とあったものの、それは生前にその会社に会員登録していた人だけで、非会員は16万円とのこと。

そのほか遺体を安置するための安置室を借りろといってきます。
実家マンションは1Fに大きな集会所があり、そこに安置させていただけるような気がして、その旨を言うと、なんかとても嫌がられました。
別にその業者の安置室を借りろというのではなく、焼き場近くに借りろというのです。
ただし3万円ぐらいかかるとのこと。
費用の節約もあるし、また、そんなところに母を置くより、自宅近くに戻してやりたい気がして難色を示すと「お金ですか」フフンと軽蔑されたように嗤われました。

すごく嫌な気分で、別の業者にかけると、2番目の業者さんは大変親切でした。
一番安い焼くだけのお葬式が8万円からということですが、12万円のものを頼みました。
  「8万円のプランにお花だけなら11万円で済みますよ」とおっしゃっていただいたので、「いえ12万円のプランで」といってこちらに決めました。

実際は、湯灌をすることになったので、湯灌代が別途4万円、それから多少他のものでもかかったので、20万円弱かかりましたが、すべて説明されて納得してからしていただいたので、文句はありません。
湯灌も大変きれいにしていただき、お別れ用のお花もかなり良く、運び出しの際に、近所の方々に棺の中に少しずつ花をいれていただき、心に残る葬式となりました。

もし私たちが行ったような、僧侶のない、地味葬・家族葬をしてみたいということであれば(そして大阪兵庫京都地域であれば)、上記の業者さんをお勧めいたします。

私は、ちょうど母を湯灌しているときに、大阪に到着しました。
幸い、集会室を貸していただけたそうで、寒く見知らぬ斎場にいるよりは、慣れ親しんだ自宅マンションで送られるほうが、母にとっても良かったと思います。

兄を3年ぶりに見ましたが、いったいどこの落ち武者なのかと思いました。
髪はぼうぼうと伸び、ひげだらけです。
ずっと家に引きこもっていたのでしょう。 しかも落ち武者はやせ細ってるかもしれませんが、巨大にでっぷりと太っています。130キロぐらいはあるでしょうか。
救急隊員の方など、風呂に浮いていた母より、まず最初扉をあけた兄に驚いたのではないでしょうか。

母は、まるで眠っているようで、とても78歳、3月31日で79歳になるとは思えない色つや良い状態でした。
前日にまあたらしいピンクの自転車を買っていて、自転車に乗れる、自力で風呂にはいれる老人だったのですが、それが仇となりました。
しかしマンションに住んでいる、母と懇意にしてくださった方々(母より上の方もおられますし、だいたい同年代か、若くても60超えている)が、口々に「こんな風に死にたい」というほどでした。

確かに、ボケて誰もわからないような状態になって排泄も自力でできなくなって周りの手助けを何年も受けてようやく死ぬとか、ガンで苦しみ抗がん剤や放射線治療や手術で苦しみぬいて死ぬとか、病院のベッドの上で植物状態でチューブに何本も繋がれて体だけ何年も生きて死ぬとか、そういう死に方よりははるかに良いと思います。

自転車に乗れる元気があって、頭も比較的はっきりしていて、苦しむこともなく、たった30分ほどの間に旅立っていったわけです。
そして、さらにいえば、一人暮らしで死後数週間とか数カ月とか数年たって腐乱死体・ミイラ死体・白骨になってしまうのではなく、息子がいてすぐに気がついたというのもいいことです。

兄は、私の到着後、落ち武者のような頭を散髪しにいきました。 父のときの喪服は、虫に食われてしまったということで、喪服も買いに行きました。

集会所は、マンションの庭に面していました。
マンションの庭は共有物で、勝手に何か植えてはいけないのですが、母は勝手にいろいろ植えていました。(それでトラブルになったこともあります。)
 ただ、その日だけは、母がいろいろ植えていたつつじや蝋梅が窓から見える集会室に安置してもらえたことがうれしかった。

うちのマンションは、割ときれいなマンションで、昔、朝の連続テレビ小説のなにかで、「主人公の姉夫婦が住むマンション」としてのカットのため、撮影されたことがあります。 (そのときNHKのカメラがうちのマンションを撮影しにきました。 カットシーンのみの登場なので役者がきたりはしませんでしたが。 )

誰もいない間、ひとしきり母と話をしました。
桜は、残念ながら、まだ咲いていませんでした。暖冬の折ならばもはや満開になってそうな頃でしたが、蝋梅がまだ残ってるほど寒かった。

 *

自宅に帰ると・・・もともと汚い家でしたが、恐ろしい汚屋敷になっていました。 トイレには尿石が水を半分ほど覆っており、耐えがたいほど臭いにおいをたてていて、風呂場はカビで真っ黒でした。
母はこんな汚い風呂で死んだのです。
さびしがっていた電話のときに「東京においでよ」と言ってやればよかった、あるいはたまに大阪に帰って掃除してやればよかったと後悔しました。

台所も、照明器具が壊れて電気がつかない状態で、1年ほど経っていたそうです。
自宅マンションは、上に述べたようにドラマの1カットに使われたような、割と高級な外見で、私たちの家も100平方メートルを超える、素敵な4LDKなのです。

それが、がらくたいっぱいであけられない部屋が1つ。 残りの部屋も埃とカビで真っ黒。
いったい母と兄は、この巣窟のなかでどうやって暮らしていたのかわかりません。
こんな状況を予想はしていました。 だから、大阪に帰らなかった。
でも、帰ってやればよかったのだろうか、とも思います。
帰省するのにホテルを予約しなければならない、というのは大きな負担だったことは確かです。(それにお金があったとしても情けないですよね。)
私がどうしてやればよかったのか、今もわかりません。

掃除機も、2台あったのですが、2台とも壊れていました。
掃除をすることもかないません。

23日は、ホテルに泊まりました。

 *

翌24日の土曜日、葬儀を行いました。
焼香してくださった近所の方々に、お花をもってもらって、母の周りにおいてもらいました。
大雨という予報でしたが、母を送るときはきれいにからりと晴れ渡りました。

焼き場は、実は私の家から近く、中学校のときは、よく「人を焼くにおい」が漂ってきました。
今は、近代的な炉になってにおいがすることはなくなっていますが、タクシーでワンメーターもないところにあるのです。

父を焼いたときは、骨がかなり残っていました。
でも、焼かれた母は、特に脚の骨があまり残っておらず、大きな骨にも鬆が入っているのが見えました。

父の葬儀のときは、母の姉妹がやってきて、喪主の母が呆然として骨も拾えないでいるのを、まるで食べ放題のジンギスカンでもつつくように骨をどかどか入れていったので、私たち家族がまったく拾えませんでした。 (このことがあって、母の姉と妹、私にとっての伯母と叔母はよびませんでした。)

父の葬儀のときは、火葬場が混んでいて、あまりゆっくりと拾えなかったのですが、母のときは火葬場が空いており、火葬場の係員さんも、「あの世でお立ちになれるように足の先からお納めしていきます」と、私たち二人に、ゆっくりと、ひとつずつ拾わせてくださいました。

最後に葬儀業者さんが、埋葬許可書を手渡してくださり、「どこかお墓に入れるまで大切に保管してください」とおっしゃってくださいました。 父のときの業者さんはそういうところをきちんとしてくださらなかったです。
良い業者さんでよかったです。

24日は、宿が取れなかったです。 22日の段階で、1泊2万円近くのシティホテルクラスのホテル以上しかあいてなく、23日の段階ではヒルトンや帝国ホテルしか空いてませんでした。

22日に電話で兄にそういうと、「帝国ホテル泊まれば思い出になるのに」といいやがりました。
とてもむかつきました。
(桜の宮の帝国ホテルが確かに私の実家から一番近いホテルではありますが、こんなときに「思い出」もありはしない。兄が年齢にふさわしい職業を持っていて葬式万事執り行ってくれて「家はちょっとおかあさんが最近尿漏れひどくて臭いので、1泊、いいところで体を休めておいで」というのならうれしいかもしれない。でも、自力で葬式代も出せない人間にそう言われたくはない。この発言だけでも兄を避ける理由はわかると思う。)

24日に宿が取れなかった理由は、おそらく高校野球と、コミケと、大相撲の千秋楽など、複合的に大阪に人が来るような日だったのでしょう。

汚屋敷にいると、ひどいセキが出てとても寝られないので、産まれてはじめてサウナで夜をあかしました。
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無題
何と書いていいか分からず、コメントしていませんでした。

身体を温めて、できれば何か食べて、眠ってください。
るーかんさんにはきちんとした仕事があって、出勤すれば仕事に追われるという事が、きっと助けになると思います。

それに、そんなお兄様と暮らしてらしたならなおさら、東京で働いているるーかんさんは、亡くなったお母様の慰めになっていたと思いますよ。
Posted by Zebra 2012.04.10 Tue 19:30 編集
無題
誰にも迷惑かけずに死ねたのは良かったのかも知れませんね。
そのお兄さんにマンションを売却されないように気をつけてください。
これから遺産分割とか色々大変ですね。
Posted by 山田 2012.04.10 Tue 23:12 編集
コメントありがとうございます
Zebraさん
どうなんでしょう、母は、「そんなおにいちゃんであんたよりかわいい」といってましたよ。
そんなことをいわれて私が傷ついた顔をするとゲラゲラわらったり。
母について思い出すのは、1割ぐらい、普通に母親としての思い出はありますが、9割は、私のことを「人に嫌われる人間」「その性格直せ」等の言葉ばかりです。
母にとっては兄のほうがかわいい子供だったようです。
兄よりはまともだと思うのですが。
なので、会いたそうだったのをスルーしたし、会いたがってたと兄から聞かされても、憎しみしかありません。

山田さん
兄は、怠け者で依存心が強いですが、愚か者ではありません。今住んでいるマンションがなんぼにもならないこと、それを売って使いつくすとどうなるかぐらいはわかると思います。(事情があって父のときに団信はいってなく、父がなくなったときにいくばくかローンが残っており、母がなくなった今もまだあります。それを差し引いて、今の汚屋敷をリフォームして売っていくらにもなりません。

それより、兄と連絡がとれなくなりました。
6日を最後にメールがきません。

死んだらせいせいするような兄ですが、今死なれると大阪で遺産分割てつづきを分担するひとがいなくなり、また葬式を出さなければならないなど、私の処理能力を超えます。

母が亡くなったとき、兄は電話で「俺が死んだらいいんだろう、死んでほしいと思ってるだろう」等言ってきました。
そうだって言ってほしいのか、と思いましたが、「今死なれたら私の処理能力を超えるのでやめてほしい、もちろん人の生死はどうにもなることじゃないから本当に死んだらしかたないけど、いまそういうこと言わないでほしい、今私が死ぬ死ぬ言ったらどういう気分か!」と怒鳴りつけました。

でも、130キロ超えるデブ、眼底出血で片目失明の50歳なので、母が亡くなったストレスで倒れてるかもしれません。
今日、メールの返事がなければ電話します。(声も聞きたくないのです。)
Posted by るーかん 2012.04.11 Wed 06:30 編集
つらい
久しぶりにるーかんさんのブログに来たら、
とてもショックうけました。
本当につらいですね。
きょうは、幸せに癒されるるーかんさんを
念じながら、お祈りさせて頂きます。
Posted by jitatt 2012.04.12 Thu 01:04 編集
・・・。
とにかく・・・。心だけは強く持ってくださいね。

身体だけは絶対に壊さないでくださいね。

身体が資本なんですから・・・。仕事・・・。

まともな状態ではできないと思います・・・。

とにかくゆっくり休んでください。

俺にできるのはこれぐらいしかできないけど・・・。

近くにいれば話ぐらいできるんだが・・・。

とにかく・・・。ゆっくり休んでください。
Posted by 刃牙 2012.04.26 Thu 08:34 編集
無題
ヤフーブログの頃から拝見してました。るーかんさんの文章は同年代、独身女性として共感したり感嘆したりすることが多くて、それでもただ一方的に拝見するのみだったため今更コメントするのも図々しいとは思いますが本当に心配してます。お気持ちは計り知れないほどおつらいと思います。ただただるーかんさんが少しでも楽になることを願っております。
Posted by みのむし 2012.04.26 Thu 15:59 編集
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