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アラフォー女の日常・・・
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今、会社でいっぱい、古いものを処分しています。

Windows 2000/XP対応の指紋認証装置とか(メーカーすらもうあらへん)、やっぱりWindows 7では動かない無線ヘッドセット(ドライバ対応してへん!)とか、16Bitのわけのわからないボード類(いまは64Bitの時代やろ!)など、10年ぐらい前のシロモノがキャビネットいっぱいに入っていました。

昔のバックアップテープがいっぱいあって、ただ、規格が古く(L2)、今のテープドライブでは再生できないので、消去できません。

物理的に破壊するしかないです。
ケースを壊しましたが、中のリールは取れず。リールがとれたら、「一口バウム」みたいに切っちゃうんですが。
取れないので、びろびろびろびろーーーーーんと引っ張り出しては、ハサミでざく切り。

「You really enjoy it!」とか外人に冷やかされながら、糞つまらない面倒な作業やっています。
(遊んでるんじゃねーよ!)

「スパイ大作戦」みたいな、「なお、このテープは、自動的に消滅する」ぷしゅうぅぅぅ、だったらいいなあと心から思います。

ひょっとしたらこのアイデア、実現したら売れるかも。

バックアップテープ、たとえば10年の保存期限だとして、期限がきたら「ぷしゅうぅぅぅうっ」と読み出し不可能な状態に、自動的に破壊される、そんなテープがあったら、高価でもきっと需要はあると思います。

 *

過去の記録。

40歳を過ぎて、今まで経験してきたことが、どんどん「歴史」になっていくのを感じます。

最近『墜落遺体』という本を読みました。
御巣鷹山の尾根に墜落した、日航機事故の犠牲者の遺体の、本人確認のドキュメントです。

後ろのほうに座っていた人のなかには助かった人もいるので、後ろのほうに座っていた遺体はほぼ完全な体を保っていたそうなのですが、だんだん、損傷のひどい遺体になって、たとえば真っ黒焦げに炭化、骨が粉々に砕けて全身がラグビーボール大にまるまっている、ある遺体の頭の中から別の人の頭が発見される、というような遺体から本人を特定するという、困難を極める作業が克明に描かれています。

子供の遺体は、骨があれば、1歳刻みで特定できるそうです。
12歳の遺体のはずなのにでっかい遺体、誰だろうと思ったら、関取の息子さんだったという話もあります。

思い出す、夏の日、御巣鷹山の夜・・・

あのとき私は15歳で、あれからもう28年も経ってしまいました。

あの年は阪神タイガースが優勝しましたが、あの事故機には阪神タイガースの球団社長が乗っていてお亡くなりになっています。(ちなみにその前の便でナインが乗って、平和台から甲子園に戻っていたそうです。もし事故機が前の便だったら、掛布とか岡田とか真弓とかバースとかいったあの時の往年の名選手たちが事故にあってたわけです。)

本の中には、たとえば北海道の親戚の家に遊びに言った帰りの母子の話が載っていました。
親戚の家に遊びに言ったのは、お母さんと、小学生の娘と乳児の娘だったのですが、お姉ちゃんのほうは「わたしまだもうちょっと北海道で遊びたい」といって帰りを遅らせたので、難を逃れたという話が載っていました。
お母さんと、赤ちゃんの妹は、亡くなってしまいました。

人の生死なんてそんなところで決まっちゃうのかもしれません。

本の中には出てきませんが、坂本九氏、おそらくあの事故でお亡くなりになった人のなかで最も有名な人だと思うのですが、日航は危ないから嫌だといっていつもは全日空しか乗らなかったらしいです。
奥様も「あの人が日航に乗るはずがない」と最初は信じないレベルで、日航が嫌いだったそうです。
お盆でどうしても全日空のチケットが手に入らず、日航に乗ったら、あの事故に遭ってしまった。残念な話です。
 
今は、もう、どんどん、歴史になっていっています。

私が東京に出てきた2006年は「東京はものものしい都市だなぁ」と肌で感じました。
特に、霞ヶ関駅周辺は、まだなんとなく「地下鉄サリン事件」の爪痕を感じることがありました。

まだ地下鉄サリン事件から、11年経ったぐらいで、あの頃はまだその周辺のビル群の警備がきつかったです。

去年、菊池直子・高橋克也が捕まってから、なんとなく、雰囲気が緩んできています。
被害者の方々にはまだまだ「終わったこと」ではないのですが、一応のピリオドとなったようです。

地下鉄サリン事件があったころは、私はまだ25歳で、大病から回復して、大阪のとある郵便局でバイトしてました。
その郵便局の真正面が、大阪のオウム支部でした。

その頃は、正面を、機動隊のおじさんたちが常時10名ほど取り囲んでいました。

郵便局の2階から見ると、恐ろしく汚い畳、普通の汚さじゃない、人が何人か染み込んでいるんじゃないかと思われるような汚さの畳が見えました。

7-8歳と思われる男の子がいて、学校にもいってなくて、よく機動隊のおじさんたちに遊んでもらっていました。

しかし、中から男の子の父親と思われる人物、オレンジ色のオウム服を着た男性が出てくると、男の子の表情は一瞬で仮面のようになり、お父さんのところに行ってしまいます。
外の世界との接触を厳しく禁じているのでしょう。
その男性はおそらく高位のオウム信徒であろうと思われます。

外で遊びたいんだろうな、お友達が欲しいんだろうな、と不憫に思いました。

今あの男の子はどうなっているのだろう、と、今も時々思います。

その瞬間起きた出来事・事件・事故は、記憶となっていきます。
記憶は、いつしか記録となっていきます。
記録は、いつしか歴史になっていきます。

大阪のオウム支部にいた男の子の記憶は、私が死んだら(あるいは遊んであげた機動隊のおじさんたちが死んだら)失われてしまうあいまいな情報に過ぎないです。
「オウム事件の記録」には残らない、雑多な情報。
古い規格のバックアップテープに記録されたデータのように、いつしか読み出せなくなる情報にすぎないです。

なお、この記憶は、私が死んだら、自動的に消滅する。

・・・だからこそ、ここに、記しておこうと思っています。 

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変な名前ですが、三国時代呉の名将「陸抗」からいただいています。

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